ソラマメミミズ

 フトミミズ科 > アズマフトミミズ属 > ソラマメミミズ Amynthas stipatus Ishizuka, 1999

Pheretima stipata Ishizuka, 1999d: 236; 石塚, 2001: ##; 上平, 2011: 60.

  Amynthas stipatus Blakemore, 2003: 8, 2012b: 20.

タイプ標本

タイプ産地:Meiji Jingu(東京都渋谷区 明治神宮)

タイプ標本所在地:ホロタイプ 国立科学博物館(NSMT-An 286)

         パラタイプ 国立科学博物館(NSMT-An 287)

形態

<外部形態>

 全長 85–130 mm、体幅 3.0–4.5 mm。体節数 80–115。

 体色は、背面は明褐色で、腹面は灰白色。

 剛毛数は第 7 体節で 35–40 本、第 20 体節で 41–48 本。

 第一背孔は第 11/12 体節間溝に開口する。

 受精嚢孔は 3 対で、第 6/7/8/9 体節間溝にあり、受精嚢孔間距離は体周の約 1/3。環帯は第 14–16 体節を占める。雌性孔は一つで、第 14 体節の腹面中央に開口する。雄性孔は突出型で、大きくて広い豆型で、第 18 体節に開口する。雄性孔間距離は体周の約 1/5。性徴を欠く。

 

<内部形態>

 隔膜は、第 5/6/7/8 体節間では厚く、第 8/9/10 体節間では欠き、第 10/11/12/13/14 体節間ではやや厚い。

 腸管は第 15 体節から開始する。腸盲嚢は突起状型で、第 27 体節に開口し、3–4 体節前方へ伸びる。

 受精嚢は 3 対で、第 7–9 体節にある。主嚢はシャベル型の嚢状部と、太い導管を持つ。副嚢を欠く。貯精嚢は背面を第 11–12 体節まで広がる。摂護腺はしばしば欠き、導管は雄性孔につながる。生殖腺を欠く。

 

 

分布

 東京都の低地と(Ishizuka, 1999d; 石塚, 2001)、茨城県(上平, 2011)に分布する。

図 これまでに出版された文献に基づく、ソラマメミミズの分布確認地点。


備考

 Blakemore(2012b)は本種を Species incertae sedis としているが、その根拠は述べていない。

引用文献

Blakemore RJ, 2003. Japanese earthworms (Annelida: Oligochaeta): A review and checklist of species. Organisms Diversity and Evolution 11: 1-43.

Blakemore, R.J., 2012b. Japanese earthworms revisited a decade on. Zoology in the Middle East 58 suppl 4: 15-22.

Ishizuka K, 1999d. New species of the genus Pheretima s. lat. (Annelida, Oligochaeta, Megascolecidae) from Tokyo, Japan- part III. species with simple intestine caeca. Bulletin of the National Science Museum (Japan). Series A. Zoology 25(4): 229-242.

石塚小太郎, 2001. 日本産フトミミズ属 (Genus Pheretima s. lat.) の分類学的研究. 成蹊大学一般研究報告 33(3): 1-125.

上平幸好, 2011. 関東地方における陸棲貧毛類の調査報告IV. -茨城県で採集された種類と分布―. 函館短期大学紀要 37: 57-65.